子ども(幼児)の鍵盤導入、ドレミを教える必要はありません!
幼稚園や保育園の先生から、『子ども達に鍵盤ハーモニカを弾けるようにさせたいのですが、どう指導すれば良いですか?』とよく質問がきます。
そして多くの先生は、『子ども達に鍵盤のドレミの位置を教えて、何度も練習をさせた方が良い』と思っているようです。
でもそれは、ちょっと違います。
子ども達が、鍵盤ハーモニカを弾けるようになるには、まずは子ども達にドレミを教える事よりも、もっと大切な事を教える必要があります。
鍵盤導入はとても重要です。
ドレミを教える前にどのような事を教えたら良いのか、また、どの様に教えたら(指導したら)良いのかをお伝えします。
楽しいから夢中になる!夢中になるから出来るようになる!
子ども達に鍵盤ハーモニカを出来るようにさせたいならば、まず最初に鍵盤の位置や、ドレミを覚えさせて、たくさん練習はさせない。
では、何をすれば良いかというと、『音で遊ぶ』ことをしないといけないのです。
遊ぶことは子供の得意分野。そして、遊びは発展します。
いかに、音で遊び、音を楽しむ。興味を引き出すか、が鍵となります。
今回紹介する活動は、子ども達に大人気の鍵盤ハーモニカ教本『トゥートゥーとあそぼう!はじめてのけんばんハーモニカ1』の中に入っている活動です。
子ども達が夢中になる、楽しい活動です!
この活動は、一見遊んでいるように見えますが、徐々に集中力、判断力が身に付いていきます。
また、演奏する為に必要な指のトレーニングや、鍵盤ハーモニカ演奏には欠かせない息の練習が自然にできます。
それどころか、鍵盤ハーモニカをすること自体が楽しくなり、先生が教え込まなくても自らやってみよう!という気持ちになります。
実際、この方法を取り入れて、幼児に指導した先生からは、『子ども達が、もっとやりたい!もう1回!もう1回!』と何度もリクエストをするので、鍵盤ハーモニカの活動が終わらない。教本がドンドン進んで、もう弾く曲がなくなってしまった。という、嬉しい報告も受けています。
ぜひ、今回紹介する方法をご自分のものにして、子ども達に鍵盤ハーモニカを教えなくてはならない!という不安な気持ちや悩みを解消して頂きたいと思います。
実際に体験できる動画でご紹介します!
『トゥートゥーとあそぼう!はじめてのけんばんハーモニカ』の教本は、絵本のような作りになっています。
また、文章では詳細をお伝えするのが難しい為、今回は動画にしてみました。
鍵盤ハーモニカをお持ちでしたら、動画を見ながら一緒に体験することができます。
ぜひ、子どもの気持ちになってやってみてください。
注意)体験は4分30秒辺りから始まりますが、最初のトークでは、子どもの指導における『大事なこと』の話をしています。ぜひ、最初から通してご覧ください。
今回のまとめ
幼児の鍵盤指導は、導入がとても大切です。
楽しい!と思える事。やってみたい!と思えるようにすること。
音遊びをしながら、子どもの能力を引き出すことで楽器、しいては音楽に興味を持ち、演奏できるように導いて行きます。
今回のボールの活動はごく1部ですが、ボールの色で、鍵盤の位置を指定したり、ボールを弾ませて、鍵盤ハーモニカで大切な、タンギングの練習にしたり、転がしてロングトーンの練習にしたり・・と、ボールを使った鍵盤指導は、このほかにも沢山あります。
『トゥートゥーとあそぼう!はじめてのけんばんハーモニカ』には、遊びを通して、子ども達が楽しみながら、鍵盤ハーモニカを徐々に弾けるようにしていける活動が、たくさんあります!
子どもの鍵盤ハーモニカ指導者養成講座では使い方、活動の進め方もお伝えしています。
また、幼稚園、保育園の園内研修も受け付けています。
そして、メルマガでは、『普段の保育や発表会でも使える、鍵盤ハーモニカの活動動画』をプレゼントしています。無料で購読頂けますので登録頂き、子ども達と楽しく鍵盤ハーモニカの活動をしてみてください。