ケンハモ(大人のケンハモ)って何?鍵盤ハーモニカのこと?
最近よく耳にする『ケンハモ』と言う言葉。これは、鍵盤ハーモニカを略した言い方です。子供の教育楽器として名を連ねていた鍵盤ハーモニカですが、最近は大人層、特に50代以降のミドルシニア層に注目を浴び、少しかっこいい呼び名で『ケンハモ』『大人のケンハモ』と言われています。
ピアニカもメロディオンも鍵盤ハーモニカです!
ピアニカやメロディオンと言う名前は、ご存知の方も多いのではないでしょうか?実はこれ、メーカーの商品名なのです。一般的には、『鍵盤ハーモニカ』。つまり、日本の大手楽器メーカーの『ピアニカ』『メロディオン』、比較的安価で買える『メロディーピアノ』『メロディーホーン』『ピアニー』、海外製の『メロディカ』など、鍵盤ハーモニカは、色々な企業が製造しています。
そして、「鍵盤ハーモニカ」と一口に言っても、種類も様々です。鍵盤数が違うもの、鍵盤音域が違うもの(バスやソプラノ)、柔らかな音色のもの、はっきりとしたパンチのある音色のもの、また、マイクが内蔵されているものもあります。
意外と知られていませんが、子供が幼稚園や小学校で使っているものから、プロがライブで演奏しているものまで、鍵盤ハーモニカはたくさんの種類があるのです。
ここではそんなバラエティ豊かな鍵盤ハーモニカの種類や、楽器による違い、楽器の基礎知識をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
知っておくとためになる鍵盤ハーモニカの基礎知識
鍵盤ハーモニカを始める前に、知っておくとためになる基礎知識をご紹介します。「鍵盤の数が多いのと、少ないの、どっちがいいの?」「ライブで鍵盤ハーモニカを弾いてみたいけど、どれを買えばいいの?」「まったくの初心者だけど出来るようになるの?」など、さまざまな疑問や不安を解決し、楽しい音楽ライフを送れるようお手伝いします!
鍵盤経験ゼロ!まったくの初心者だけど出来るようになるの?
サックスやトランペットなど、息を入れて、音を出す楽器は、最初の1音を出すのも、難しいと言われていますが、鍵盤ハーモニカは、鍵盤を押して、息さえ入れれば、必ず音がでます。しかも、音程も自分で調節する必要がないので、『ド』を出したいと思えば、『ド』の鍵盤を押しさえすれば良いのです。
また、ハーモニカやリコーダーは、目で音を確認することが出来ないので、耳での確認、指先での確認だけです。
目で確認し、耳でも確認でき、指先の感覚でも確認できる、鍵盤ハーモニカは、初心者が始めやすい楽器です。
AYAケンハモスクールでは、最初は楽譜を使わず、指のストレッチから、曲の指導をします。2~3回のレッスンで、最初の曲は、演奏できるようになります。
鍵盤の数が多いのと、少ないの、どっちがいいの?
幼稚園・小学校で使う子供用、鍵盤ハーモニカは、32鍵盤の物が主流です。大人の鍵盤ハーモニカと言われている物は、37鍵盤、44鍵盤が多いです。
単純に鍵盤数が多ければ、それだけ、音域が広くなるので、弾ける曲の幅が多くなります。また、両手を使った演奏ができることも利点です。
大人の方でも、初心者の方のうちは、32鍵盤でも大丈夫です。数曲弾けるようになって、『もっと、色々な曲にチャレンジしたい!』と言う気持ちになってから、大人用の鍵盤ハーモニカの、検討をお勧めします。
ライブで鍵盤ハーモニカを弾いてみたいけど、どれを買えばいいの?
32鍵 鍵盤ハーモニカ
子供たちが小学校で使っている教育用鍵盤ハーモニカです。子供用と言うわけではなく、鍵盤数や大きさが、子供たちにも使いやすいので浸透しています。メーカーによって音の違い、重さの違いはありますが、大人でも使える楽器です。鍵盤数が少ない分、息を送り込むのはらくです。シニアにも向いている楽器です。
37鍵 鍵盤ハーモニカ
アルト音域の鍵盤ハーモニカです。大人が演奏するものでは、最もポピュラーなサイズで、趣味で楽しめるものから、プロ用のものまであります。ストラップピンが装備されているものは、ショルダーベルトを付けることができ、立奏で両手が使えます。
44鍵 鍵盤ハーモニカ
ピックアップマイクを内蔵した、鍵盤ハーモニカとしては1番長いサイズのものです。アンプに接続すればホールなどの広い場所でも演奏でき、イコライザーやエフェクターに接続すればサウンドメイクも自由自在。ライブ等で活躍できます。
24鍵 バス鍵盤ハーモニカ
低音域をカバーする、バス鍵盤ハーモニカ。一定の音域に偏りがちな器楽合奏にしっかりとした足腰を与えます。
27鍵&32鍵 ソプラノ鍵盤ハーモニカ
器楽合奏やアンサンブルでの高音域に活躍する、ソプラノ鍵盤ハーモニカ。合奏全体にメリハリをつけるのに効果的です。