鍵盤ハーモニカ初心者にちょうど良い曲は?4つの選曲基準

ケンハモ(鍵盤ハーモニカ)

鍵盤ハーモニカ初心者にちょうど良い曲は?4つの選曲基準

鍵盤ハーモニカを始めて間もない方、またこれから鍵盤ハーモニカを始めてみようかな?と思っている方が、鍵盤ハーモニカって楽しいな~、鍵盤ハーモニカだったら演奏できそうだな~と思えるような、はじめの1歩としてちょうどいい曲をご紹介します。

ピアノの曲集で代用はOK?

鍵盤ハーモニカの曲集は、一般に販売されているものが比較的少ないので、なかなか自分に合う楽譜が探せない・・・という方も多いです。

「ピアノの初級用の楽譜があるので、これで練習していれば大丈夫ですよね?」っと聞かれることもありますが、ピアノと鍵盤ハーモニカでは、鍵盤幅が違います。その為、指使いが違っていること多いです。

また、鍵盤ハーモニカは息を使うのでそもそもピアノとは奏法が違います。

何もしないよりはピアノの楽譜でも練習した方が良いという考えもあると思いますが、できれば、鍵盤ハーモニカ用にアレンジされた楽譜で、指使いの基礎や息の入れ方などを知った上で、練習した方が上達は早いと思います。

初心者にちょうど良い曲は、ずばり何の曲?

ではいきなりですが、今回の主旨「初心者にちょうどいい曲」の結論からお話します。

私が沢山の初心者の方に鍵盤ハーモニカの指導を経験してきた上で「初心者にちょうどいい、はじめの1歩の曲」と思うのは、茶色の小瓶です。

色々なアレンジのものがありますが、シンプルなメロディーの楽譜です。

この曲を練習するにあたり、なぜ、ちょうど良いか、なぜこの曲にしたか、を知っておけば、今後の曲選びの参考になりますので、その先の曲選びにも活かして頂けたら嬉しいです。

 

初心者が曲選びをするために気を付けることは?

皆さん、それぞれ演奏してみたい曲、好きな曲、憧れの曲などがあると思いますが、これから始める方が途中で挫折しないために需要なポイントを4つあげてみます。

 

1つ目:曲のレベル

まず、1つ目は、レベルです。これからはじめるのに、いきなりチャレンジの曲では最初から挫折してしまう可能性があります。

初心者にとってわかりやすい、とりかかりやすい、まずは、少し頑張れば演奏できる、難易度の高くない曲を選択することが大事です。

茶色の小瓶は、指の位置の変更、(ポジション替え)はありますが、それほど複雑ではないので、位置さえ覚えておけば簡単に弾くことができます。

2つ目:曲の長さ

2つ目は曲の長さです。曲の長さが比較的短めで、譜読みに時間がかからない・・譜読みが大変ではない曲です。

長い曲だと最後まで楽譜を見ていくのが大変な上、弾いていくのに時間がかかって、最初の方は演奏できていたのに、忘れて弾けなくなってしまった・・ということもありえます。

まずは、比較的ページ数の少ない、そして繰り返し部分が多い曲がお勧めです。

茶色の小瓶の楽譜は、1ページのみ、しかも16小節しかありません。

そして、同じ部分の繰り返しが多く、2小節ごとに分けると、4か所練習するば1曲弾けることになります。

3つ目:同音があまり続かない

3つ目は、同音があまり続かない曲です。同音が続くということは、タンギングを多く使うことになります。練習の為には、適度にタンギングも使った方がよいですが、最初からタンギングが沢山あると息を入れる段階でうまくできず、挫折しかねません。まずは、息の面からもらくな曲を選ぶことも必要です。

茶色の小瓶では、2小節ごとに息を吸うことができます。また楽譜をみてみると、適度に同音がありタンギングもできて、楽しく練習できます。

4つ目:白鍵で演奏できる

4つ目は、黒鍵をあまり使わず、だいたい白鍵で演奏できることです。鍵盤ハーモニカはピアノより鍵盤幅が狭く、特に黒鍵は細いので、初心者にとっては鍵盤を押さえにくいです。慣れるまでは、なるべく白鍵で弾ける曲がいいですね。

ハ長調の茶色の小瓶の楽譜は、黒鍵は1度も出てこないので、白鍵だけで最後まで演奏できます。

まとめ

以上、私が鍵盤ハーモニカの指導をしてきた上で、初心者の方がまず最初に演奏するために、ちょうどいい曲の選択基準を4点お話させて頂きました。頑張って練習していたのに、途中が難しくて挫折した‥なんて言うことがないよう、はじめのとりかかりとして最適な曲をチョイスするのは、大事です。

今回選んだ、茶色の小瓶は、アメリカ民謡ですが、小学校の音楽の教科書に掲載されていたり、テレビコマーシャルでも使われることが多いですね。

最近は、ビールのコマーシャルでも、軽快なアレンジの茶色の小瓶が流れています。

世の中にはいろいろな形にアレンジされた楽譜が沢山でています。ジャズ風やボサノバ風にアレンジされたものなどもありますが、今回は、シンプルなメロディーの楽譜をご紹介しました。

まずは、指の動かし方、移動の仕方、そして息の入れ方、タンギング、に慣れるところから始めてみてください。

茶色の小瓶が掲載されている曲集

初心者のための「大人の鍵盤ハーモニカ教本」には、茶色の小瓶のソロ、デュオ、ひとり両手奏。

そして、ステップアップ曲集には、ケンハモトリオとピアノ伴奏など、色々な演奏形態で楽しめる楽譜が掲載されています。

発表会などでも披露できる楽しいアレンジです。「AYAケンハモスクール」はもちろん、AYA鍵盤ハーモニカ協会、認定講師の先生方のお教室で習うことができます。

AYA鍵盤ハーモニカ協会認定教室一覧はこちらです。

鍵盤ハーモニカ資格取得講座のお知らせ

鍵盤ハーモニカの基礎知識、奏法、また、こちらの茶色の小瓶も掲載されている「大人の鍵盤ハーモニカ教本」を使った指導方法など、2日間(12時間)の講座でしっかり学べます。

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