幼稚園、保育園の先生が楽しく学べる講座です!
世の中全体が、コロナ禍の不安な状況にあり、幼稚園・保育園・こども園の先生方も、子供たちにどのように対応して良いのか、音楽指導(リズム・鍵盤ハーモニカ)はどのようにしたら良いのか、心配されています。
今回、50名参加できる会場でしたが、先生方の人数を半分の25名にし、また、密にならないよう、椅子の配置にも配慮した形での講座開催となりました。講師、先生方も全員がマスクを着用。コミュニケーションを極力取らない形で進めましたが、今だからこそ、子供たちに伝えられる指導を、また子供たちが楽しめる音楽指導を工夫する活動をお伝えしました。
どんな方が、音楽指導講座に参加したの?
基本的には、幼児向け(幼児を指導するため)の音楽講座になりますので、現在幼稚園、保育園、こども園に勤めている先生、もしくはこれから幼稚園教諭、保育士を目指す先生方です。ご自身は音楽ができる方や、これから勉強したいと思っている方ですが、子供への伝え方、音楽指導の導き方がわからない等、ご自身のレベルアップと言うよりは、実際に保育で使える内容を学びに来る方が多いです。
どんなことが学べたの?
前半の1時間半は、『幼児ができる楽しいリズムあそび』を中心とした内容、後半の2時間は、『みんなで楽しく鍵盤ハーモニカ』、鍵盤ハーモニカの導入から楽しい活用方法を学びました。実際に園で、子供たちに、すぐにおろせる内容になっていますので、先生方ももその場で一緒に体験し、楽しみながら行えます。また、活動のやり方だけではなく、どのようにしたら子供に伝わりやすいか、どのようにしたら子供たちが楽しんで活動できるか等、先生方に言葉がけのアドバイスをします。活動終了後には、質疑応答や個別に疑問解決相談もでき、先生方の指導に対する不安がなくなるようサポートさせて頂きました。
質問です!
手をグーの形にし親指の爪部分を上に向けた状態で、親指1本で鍵盤を弾く子供がいます。どうしたら、ちゃんとした手の形で弾けるようになりますか?
幼児に伝わる楽しい音楽指導内容
先生方も、実際に体験しながら楽しめる内容です。
楽しいリズム遊び
音の面白さに気付く→手拍子を発展させ、子供自身が創造的に考え表現する
音の流れの変化を楽しむ→音をリレーさせ、速度や強弱の変化を感じる
色々な小物楽器を知る→楽器の使い方、奏法の違い、音色の違いを楽しむ
音の重なりを楽しむ→自分の楽器以外の音に耳をむけ、楽譜のいらないアンサンブルを体験する
導入から、お話し劇遊びまで、鍵盤ハーモニカできた!
鍵盤ハーモニカの導入の仕方→楽器の知識、お約束事
鍵盤で遊ぼう!→目で見て耳で聴く。音の高低を子供が感じられる指導法
息で遊んでみよう!→遊びながら、ロングトーンとタンギング
指の体操と指番号→手遊びからの発展
音楽お話し劇→鍵盤ハーモニカを使って、楽しく劇あそびをしてみよう♪
参加した先生方の感想
たくさんの先生方から嬉しい感想を頂きました。抜粋して掲載させて頂きます。
指導者向き講座を通して感じたこと
先生方の子供に対する愛情と熱意
今回の講座は、10時~15時まで(途中お昼休憩あり)と長時間での開催でした。内容も、かなり詰め込んでいた為、情報量が多く、資料と照らし合わせながら行いました。また、講座終了後には、先生方が、子供たちにすぐに指導できるよう、実際に、一緒に活動して頂く形式でしたので、先生方は、活動に参加したり、メモをしたり・・・と、大変だったと思います。
限られた時間の中でしたので、きちんと伝えることができたか、私自身、少し心残りの点もありますが、先生方の一生懸命に学ぶ気持ち、子供たちと園でやってみたい!と言う先生方の熱い気持ちを感じ、今回の講座が開催できたことは本当に良かったと思いました。まだまだ、コロナ禍の不安はありますが、今、私たちに出来る事、今できる指導、今伝えられる音楽を先生方の愛情を持って子供たちに伝えて頂けたら幸いです。
今後の幼稚園、保育園の先生向き講座予定
夏休みの時期は、先生方が参加しやすいということで、8月は、北海道から、九州まで、たくさんの日程が組まれていました。北海道での初回講座は開催できましたが、今後は、コロナ禍の社会状況を考慮し未定となっています。
各幼稚園、保育園、こども園さんでの『ワークショップ』『セミナー』は開催していますので、お問合せください。
全国のたくさんの先生方、また子供たちと楽しく音楽ができる事を切に望んでいます。
音楽リズム、鍵盤ハーモニカ指導講師 日比野綾子